ROADECT
日産ノート/オーラ一部改良 Black Edition新設定
ニュース5,851字

日産ノート/オーラ一部改良 Black Edition新設定

日産は2026年8月24日、ノート/ノート オーラ/ノート オーラNISMOの一部仕様変更を発表した。黒基調の新グレードBlack Edition/Black Limitedを追加する一方、ノートは物流費や原材料価格の高騰を理由に価格を改定している。全16グレードの新価格と装備の変更点をまとめる。

黒を基調にした専用装備をまとう新グレードが、日産の主力コンパクトカーに加わった。日産自動車は2026年8月24日、「ノート」「ノート オーラ」「ノート オーラ NISMO」の一部仕様変更を発表し、あわせて「Black Edition」と「Black Limited」を新たに設定した。装備を底上げする一方で、ノートの価格は物流費や原材料価格の高騰を理由に改定されている。

モダンな都市空間を背景に並ぶホワイトとブルーの日産ノート
出典: 日産自動車

「自分らしさ」を映す黒基調グレードが登場

車両性能や快適性だけでなく、自分らしさを表現できるデザインへの関心が高まっている。こうした声に応える形で、日産はノートとノート オーラに黒をテーマとした「Black Edition」を、ノート オーラ NISMOに「Black Limited」を新たに設定した。

ノート Black Edition

ノート Black Editionは、フロントグリルやドアミラー、ホイールカバーに加え、正面のブランドロゴエンブレムまで黒で統一し、内装にも黒基調のインテリアを採用した。シンプルながら引き締まったスタイルに、インテリジェント アラウンドビューモニターとインテリジェント ルームミラーを標準装備し、安全性と利便性も高めている。ボディカラーには、要望の多かったピュアホワイトパールとミッドナイトブラックの2トーンを新たに用意した。

市街地のカーブを走行するホワイトの日産ノート Black Editionのフロントビュー
出典: 日産自動車
出典: 日産自動車

ノート オーラ Black Edition

ノート オーラ Black Editionも同じ発想で、ブランドロゴエンブレムの黒色化、ブラックグリルフィニッシャー、ブラックヘッドランプインナーパネル、ブラックドアミラー、専用ブラックアルミホイールを採用し、黒基調のインテリアと組み合わせて上質さと精悍さを両立させた。NissanConnectナビゲーションシステム、BOSEパーソナルプラスサウンドシステム、ETC2.0、プロパイロットを標準装備し、プレミアムコンパクトにふさわしい快適性も追求している。

関連記事
日産 プロパイロットの進化史 誕生からハンズオフ走行まで全解説
ヒストリー

日産 プロパイロットの進化史 誕生からハンズオフ走行まで全解説

木立に囲まれた並木道に佇む日産ノート オーラ Black Editionのフロントビューイメージ
出典: 日産自動車
出典: 日産自動車

ノート オーラ NISMO Black Limited

ノート オーラ NISMOに設定されたBlack Limitedは、他のNISMOロードカーが纏うレッドアクセントをあえて黒に統一した専用エクステリアが特徴だ。外装には専用デカール、内装には専用エンブレムを備え、NissanConnectナビゲーションシステムやBOSEパーソナルプラスサウンドシステム、プロパイロットも標準装備した。走りへの情熱を内に秘めた、精悍な仕上がりになっている。

専用エクステリアを採用したノート オーラ NISMO Black Limitedのフロントビュー
出典: 日産自動車
出典: 日産自動車

ステアリングとヒーター類、装備を底上げ

今回の一部仕様変更では、グレード追加以外の装備更新も見逃せない。ノートの2WD寒冷地仕様未装着車とノート オーラ NISMOを除く全車で、本革巻ステアリングを合成皮革素材「テーラーフィット」採用のステアリングへ切り替えた。ナッパレザーのような質感と高い耐久性を両立させた素材だ。

ノート オーラとノート オーラ NISMOの2WD車では、ステアリングヒーターと前席シートヒーターを標準装備化し、寒冷期の快適性を高めた。ノート オーラ NISMOはタイヤを「MICHELIN PILOT SPORT 5」に変更し、走行性能と環境性能の両立を図っている。

パワートレイン自体に変更はない。エンジンはHR12DE、モーターは2WDがEM47、4WDはこれにMM48を組み合わせるe-POWER構成を維持している。

関連記事
日産e-POWER 3世代の進化を解説 高速燃費15%改善した第3世代の実力
テクノロジー

日産e-POWER 3世代の進化を解説 高速燃費15%改善した第3世代の実力

ノートは価格改定、値上げの理由

今回の仕様変更にあわせ、ノートの価格は改定された。日産は物流費や原材料価格の高騰を理由に挙げている。資源価格や輸送コストの上昇はコンパクトカーの原価を押し上げており、装備を充実させながら適正な価格を維持する難しさは、ノートに限った話ではない。日産は装備の底上げと価格改定を同時に打ち出すことで、コンパクトカーとしての商品力を保とうとしている。

一方でノート オーラとノート オーラ NISMOは、ベースグレードの価格改定を明言していない。今回の価格の動きは、車格や位置づけによって重さの異なる判断だったとも読み取れる。

グレード別の新価格

価格はいずれも消費税込みの全国希望小売価格。

ノート

駆動グレード価格
2WDX239.91万円
2WDX Black Edition249.92万円
4WDX FOUR268.51万円
4WDX FOUR Black Edition278.52万円

ノート オーラ

駆動グレード価格
2WDG284.9万円
2WDG Black Edition327.14万円
2WDG leather edition295.13万円
2WDG leather Black Edition336.27万円
4WDG FOUR309.65万円
4WDG FOUR Black Edition351.89万円
4WDG FOUR leather edition319.88万円
4WDG FOUR leather Black Edition361.02万円

ノート オーラ NISMO

駆動グレード価格
2WDNISMO316.36万円
2WDNISMO Black Limited364.43万円
4WDNISMO tuned e-POWER 4WD353.1万円
4WDNISMO tuned e-POWER 4WD Black Limited401.17万円

「ノート オーラ NISMO」の上位グレードである「NISMO tuned e-POWER 4WD」と、その「Black Limited」は、日産の通常の生産ラインには乗らない。日産モータースポーツ&カスタマイズが手がける持込み登録車として扱われ、専用のチューニングを施したうえでオーナーの手元に届けられる。価格表の片隅にある小さな注記の裏には、量産車とは別の道をたどるクルマが存在している。

合成皮革素材「テーラーフィット」とは何か

ノートとノート オーラの一部仕様変更で新たに採用されたステアリング用の合成皮革素材だ。ナッパレザーのような上質な触感を保ちながら、本革よりも高い耐久性を実現している。

ノート オーラ NISMOのBlack Limitedの価格はいくらか

税込価格は、2WDのNISMO Black Limitedが364.43万円、4WDのNISMO tuned e-POWER 4WD Black Limitedが401.17万円だ。いずれも標準グレードに専用エクステリアと装備を加えた価格になる。

ノートの価格はなぜ改定されたのか

日産は物流費や原材料価格の高騰を理由に挙げている。装備の充実とあわせて価格を見直すことで、コンパクトカーとしての商品力を維持する狙いがある。

この記事について

執筆
ROADECT編集部
公開