N-BOX一部改良で発売、CUSTOMはフロントとインテリアを刷新
軽四輪車の新車販売台数で11年連続首位、シリーズ累計300万台を突破したホンダN-BOXが、2026年7月17日に一部改良モデルを発売した。CUSTOMのデザイン刷新やJOYの新仕様、価格・スペックまで、変更点の全体像を整理する。
本田技研工業は2026年7月17日、軽自動車の主力モデル「N-BOX」を一部改良して発売した。N-BOX CUSTOMはフロントフェイスとインテリアの質感を底上げし、N-BOX JOYには新たな特別仕様車「BLACK STYLE」が加わる。フルモデルチェンジではなく、デザインと快適装備を中心とした熟成の一手だ。
176.9万円から、価格と発売日
N-BOXは2026年7月17日に発売された。価格はFFの標準グレードで176万8,800円から、N-BOX CUSTOMが199万4,300円から、N-BOX JOYが198万1,100円からとなる。4WD車やターボ車、車いす利用者向けのスロープ仕様車も設定されている。
グレード構成は、標準のN-BOXとファッションスタイル、スロープ仕様に加え、JOYはモノトーンと2トーン、特別仕様車BLACK STYLE、ターボの組み合わせで展開する。CUSTOMはコーディネートスタイルとターボ、そしてスロープの各仕様が用意され、幅広い好みと用途に対応する構成になっている。
CUSTOMはフロントとインテリアを刷新
今回の改良でもっとも手が加わったのがN-BOX CUSTOMだ。クロームメッキグリルとLEDアクセサリーによってフロントフェイスを一新し、リア周りのデザインも強化して存在感を高めている。インテリアにはナイトブルーのイルミネーションを新たに採用し、夜間の室内に落ち着いた高級感を演出する。
標準のN-BOXにもメッキ加飾グリルが追加され、端正な佇まいに仕上がった。ファッションスタイルではホワイトの2トーンルーフが選べるようになり、全タイプで塗装のクリア材が変更されたことでボディの艶感も向上している。
JOYはBLACK STYLEを新設定
N-BOX JOYには、ラウンドタイプのフォグライトが標準装備として加わった。あわせて、ブラック加飾で個性を際立たせる特別仕様車「BLACK STYLE」が新たに設定される。もとよりJOYは遊び心のある装備を売りにしてきたグレードで、今回の改良はその方向性をさらに強めた形といえる。
発表内容にパワートレインへの言及はなく、自然吸気の43kW型とターボの47kW型という現行のエンジン構成は維持されているとみられる。今回の一部改良は、デザインと質感の底上げに主眼が置かれている。
全タイプにHonda SENSINGを標準装備
安全装備は改良後も高い水準を維持する。全タイプにホンダの先進運転支援システム「Honda SENSING」を標準装備し、前席用i-サイドエアバッグシステムとサイドカーテンエアバッグシステムも引き続き備える。N-BOXはJNCAPの予防安全性能評価で最上位となるファイブスター賞を獲得済みだ。
7インチTFT液晶メーターやHondaスマートキーシステム、電子制御パーキングブレーキ、オートブレーキホールド機能といった快適・安全装備も全タイプ共通で用意されている。
11年連続首位を支える改良の狙い
N-BOXは軽四輪車の新車販売台数で11年連続の首位を獲得しており、2026年5月11日にはシリーズ累計販売台数が300万台を突破したと発表されている。すでに市場で高い支持を得ているモデルだからこそ、今回の改良は奇をてらわず、既存ユーザーが実感しやすい部分に手を入れたと読み取れる。
CUSTOMのフロントデザイン刷新とナイトブルーの室内演出は、上級グレードとしての満足度をさらに高める狙いがありそうだ。一方でJOYのBLACK STYLE新設定は、実用性重視のイメージが強かったグレードに個性を持たせ、若年層や2台目需要への訴求を意識した動きとも考えられる。派手な変化を打ち出すのではなく、長年積み上げてきた完成度を丁寧に磨き続ける姿勢が、N-BOXが選ばれ続ける理由の一つになっている。
同時期にはホンダ フィットも一部改良を受けており、コンパクトカーと軽自動車の両輪でモデルの熟成を進めている様子がうかがえる。
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N-BOX 主要スペックと価格まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発売日 | 2026年7月17日 |
| 価格(FF) | N-BOX 176.9万円〜/CUSTOM 199.4万円〜/JOY 198.1万円〜 |
| 全長×全幅×全高 | 3,395mm×1,475mm×1,790mm(4WDは全高1,815mm) |
| ホイールベース | 2,520mm |
| エンジン | 直列3気筒0.658L NA(43kW[58PS])/ターボ(47kW[64PS]) |
| トランスミッション | 無段変速オートマチック(CVT) |
| 安全装備 | Honda SENSING 全タイプ標準、JNCAPファイブスター賞取得 |
価格表にはスロープ仕様車のみ「消費税非課税」と記載されている。車いす利用者の乗り降りを支えるスロープや固定装置を備えた福祉車両には、税制上の優遇が設けられているためだ。同じN-BOXでも、仕様によって税の扱いが変わる点は意外と知られていない。
N-BOXの価格はいくらからか
2026年7月17日発売の一部改良モデルは、FFの標準グレードが176万8,800円から、CUSTOMが199万4,300円から、JOYが198万1,100円からとなっている。4WD車やターボ車は価格が異なる。
今回の一部改良で何が変わったのか
CUSTOMはクロームメッキグリルとナイトブルーのインテリア照明でフロントと室内の質感を高め、JOYには特別仕様車「BLACK STYLE」が新設定された。標準のN-BOXもメッキグリルを追加し、全タイプでボディ塗装の艶感が向上している。
N-BOXはなぜ11年連続で軽自動車販売台数1位なのか
広い室内空間と使いやすさを軸にした基本設計に加え、今回のような細やかな改良を重ねてきたことが支持の背景にある。2026年5月時点でシリーズ累計販売台数は300万台を突破している。



