レクサスUX300h「Shining Essence」9月1日発売
UX300hに追加設定された新仕様"Shining Essence"を、装備の狙いとラインアップ上の価格的な位置づけから読み解く。レクサス初のレイヤーグリッド加飾や新色SOU(蒼)が何を意図しているのか、過去の特別仕様車との違いも交えて解説する。
レクサスは2026年7月2日、「UX300h」に新たな仕様として"Shining Essence"を追加設定すると発表した。全国のレクサス店を通じて2026年9月1日から発売される。新色「SOU(蒼)」を含む全8色のボディカラーと、レクサス初となる加飾をまとった一台だ。
UX300h新色「SOU(蒼)」で全8色に
エクステリアの中心にあるのは新色「SOU(蒼)」だ。スピンドルグリルにはマイルドな輝度のシルバー塗装が施され、SOUのソリッドなブルーエフェクトがそのシルバーとの相性を高めるよう設計されている。既存の7色にSOUが加わったことで、"Shining Essence"のボディカラーは全8色となった。ヘッドランプはLEDでありながらアルミ蒸着仕上げとし、光を美しく反射させると同時に、外部からの衝撃や紫外線による劣化を防いで輝きを長期間維持する狙いがある。フェンダーアーチモールはボディカラーと同色に設定され、足元には18インチのランフラットタイヤとプレミアムメタリック塗装のアルミホイールを組み合わせることで、UXらしい都会的なシルエットを際立たせている。
レクサス初、レイヤーグリッド加飾がまとうインテリア
インテリアで最も注目したいのは、ドアスイッチとコンソールパネルに施された「レイヤーグリッド加飾」だ。細い線が幾重にも重なり合う繊細な表情を生み出すこの加飾は、レクサスの市販車として今回が初採用となる。シートには、本革に近い風合いと手触りを追求した合成皮革「L tex」にパンチング加工を施したものを採用し、内装色はヘーゼルとブラックの2色から選べる。運転席・助手席にはベンチレーション機能とシートヒーターが標準装備され、季節を問わず快適な着座感を保つ。さらに床下まで透過表示できるパノラミックビューモニター、挟み込み防止機能と停止位置メモリー機能を備えたハンズフリーパワーバックドア、カラーヘッドアップディスプレイも標準で備わり、上質さと使い勝手の両立が図られている。
Shining Essenceの立ち位置
UXは2018年、「Creative Urban Explorer」というコンセプトを掲げてレクサスのラインアップに加わった都会派コンパクトクロスオーバーだ。2020年10月にはレクサスブランド初の市販EVとなるUX300eを追加し、電動化を象徴する存在としての役割も担ってきた。2023年12月19日には「Always ON」の思想を掲げた現行モデルへとフルモデルチェンジし、2026年6月末時点で80以上の国と地域で累計約40万台を販売している。
これまでのUX300h特別仕様車は、既存グレードに専用装備を加える形で組み立てられてきた。2024年10月30日に発売された"F SPORT Emotional Explorer"は"F SPORT"を、"Graceful Explorer"は"version C"をそれぞれベースに、バイトーンカラーやモーヴ内装といった専用装備を加えたモデルだった。一方、今回の"Shining Essence"はプレスリリースにベースグレードの記載がなく、独立した仕様名として発表されている点が異なる。
価格は2WDが521.0万円、AWDが547.5万円だ。2025年12月時点の価格を並べると、"version C"の2WDが490.3万円、"F SPORT"の2WDが534.1万円で、"Shining Essence"はちょうどその中間に位置する。装備を積み増した特別仕様というより、上質さそのものに軸足を置いた新たな選択肢として据えられたと見てよさそうだ。
同時期にはレクサスの主力セダンでも電動化の動きが加速しており、新型ESがBEVを主力とする体制へと刷新されたばかりだ。コンパクトクロスオーバーとフラッグシップセダンの両輪で、ブランド全体の商品力を底上げしようとする姿勢がうかがえる。
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Shining Essenceの価格とグレード
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| エンジン | M20A-FXS型 2.0L 直列4気筒ハイブリッド |
| 価格(2WD) | 521.0万円(消費税10%込み、北海道地区除く) |
| 価格(AWD) | 547.5万円(同上) |
| 新色 | SOU(蒼)を含む全8色 |
| インテリアカラー | ヘーゼル/ブラック |
| 主な標準装備 | パノラミックビューモニター、ハンズフリーパワーバックドア、カラーヘッドアップディスプレイ |
| 発売日 | 2026年9月1日(全国レクサス店) |
UXが掲げる「Creative Urban Explorer」というコンセプトには、もうひとつの呼び名がある。新しいライフスタイルを探求する「きっかけ」でありたいという意味を込め、レクサスは合言葉として「CUE」という略称も用いてきた。2018年の登場から一貫して、UXは単なる小型クロスオーバーではなく、都会での暮らし方そのものを提案する1台であり続けている。
"Shining Essence"の価格はいくらか
2WDが521.0万円、AWDが547.5万円だ(消費税10%込み、北海道地区を除く)。2026年9月1日に全国のレクサス店を通じて発売される。
"Shining Essence"はどのグレードをベースにしているか
プレスリリースにはベースグレードの記載がない。過去の特別仕様車"F SPORT Emotional Explorer"や"Graceful Explorer"が既存グレードをベースに専用装備を加えていたのとは異なり、独立した仕様名として発表されている。
内装色は何色から選べるか
ヘーゼルとブラックの2色から選べる。いずれもドアスイッチとコンソールパネルに、レクサス初となるレイヤーグリッド加飾が施されている。



