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ハスラー 2026年5月一部仕様変更 変更点と全グレード価格一覧
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ハスラー 2026年5月一部仕様変更 変更点と全グレード価格一覧

スズキは2026年5月27日、ハスラーに一部仕様変更を実施した。軽自動車で初めてとなるブラインドスポットモニターとリヤクロストラフィックアラートの全グレード標準装備化をはじめ、アダプティブクルーズコントロールや電動パーキングブレーキも全グレードに展開された。フロントデザインも刷新された2026年仕様の変更点と、HYBRID G(159万9,400円〜)から全5グレードの価格を解説する。

スズキは2026年5月27日、軽クロスオーバーのハスラー(HUSTLER)に一部仕様変更を実施した。現行型(2代目)にとって3度目となる今回の変更の核心は、安全装備の全グレード標準化だ。なかでも、ブラインドスポットモニターとリヤクロストラフィックアラートが、スズキの発表によれば軽自動車で初めて全グレードへ標準装備される。価格はHYBRID G(2WD)の159万9,400円から。

スズキ ハスラー HYBRID X 2026年仕様 フロントビュー
出典: スズキ株式会社

軽自動車初の全車標準装備、ブラインドスポットモニターとは

ブラインドスポットモニターは、車線変更の際にドアミラーの死角に入り込んだ後続車を検知して知らせる安全装備だ。約15km/h以上で走行中に隣接車線の後方から接近する車両を感知すると、ドアミラー付近のインジケーターが点灯して警告する仕組みだ。複数車線の市街地走行や、高速道路での車線変更時に有効に機能する。

リヤクロストラフィックアラートは、駐車場からバックで出る際の後方確認を補助する装置だ。シフトをR(後退)に入れた状態で時速15km以下の後退中、左右後方から接近する車両を検知して警報を鳴らす。高い壁で視界が遮られる都市部の立体駐車場や、出入口が狭い場所からの出庫で特に力を発揮する。

どちらも、これまでは登録車の上位グレードを中心に普及してきた装備だ。軽自動車の場合、車体サイズやコストの制約から全グレード標準装備の実現が遅れていたが、今回のハスラーでは159万9,400円のHYBRID Gを含む全グレードに展開された。

ブラインドスポットモニター作動シーン(高速道路・隣接車線接近検知)
出典: スズキ株式会社

デュアルセンサーブレーキからACCまで、全グレードに整備された安全装備

2装備の全車標準化と同時に、複数の安全装備も全グレードへ展開された。

衝突被害軽減ブレーキのデュアルセンサーブレーキサポートIIは、ミリ波レーダーと単眼カメラを組み合わせたシステムだ。歩行者や自転車を検知できるほか、交差点での出合頭衝突や右左折時の事故にも対応する。従来の単眼カメラのみの構成と比べ、検知の精度と対応範囲が拡大している。

電動パーキングブレーキも全グレードへ採用された。レバー操作から電気スイッチへ変わり、停車中のブレーキを自動保持するブレーキホールド機能も使えるようになる。渋滞時の停止保持や坂道発進時の補助として機能する装備だ。

全車速追従機能付きのアダプティブクルーズコントロール(ACC)と車線維持支援機能も、全グレードへ標準化されている。高速道路での前走車追従から、渋滞時のゼロ停止まで対応し、ドライバーのステアリング操作の負荷を軽減する。この機能が159万9,400円のHYBRID Gから使えるようになったことは、軽自動車全体の安全装備水準という観点で意味がある。

同じ2026年5月には、スズキのエブリイでも全車速追従ACCの全グレード標準化が実施されている。スズキが複数モデルで安全装備の水準を同時に引き上げている。

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フロントデザインを刷新、タフワイルドは独自路線で進化

デザイン面では、ハスラー(標準グレード系)のフロントグリルがヘッドランプとつながる逆台形の造形へと変わり、蛍光イエローのワンポイントアクセントが加えられた。フロントバンパーは車体色の面積を広げ、オンロードでの落ち着いた存在感を意識した表情に仕上げている。リヤには樹脂素材を活用した新デザインのエンブレムが採用された。

インテリアでは、インパネガーニッシュにガンメタリック色が追加され、フロントシートのアクセントにはブラウンが新設定された。シンプルなカラーリングの中に質感を添える変更だ。

アウトドア向けグレードのハスラー タフワイルドは、標準グレードとは異なる方向へ変化した。大胆なブロック形状の専用フロントグリルを採用し、グリル中央に「SUZUKI」のアルファベットエンブレムを配置する。標準ハスラーが都市との親和性を高める方向に動いた一方で、タフワイルドは視覚的な力強さを増す方向をとった。

スズキ ハスラー タフワイルド 2026年仕様 フロントビュー
出典: スズキ株式会社

カラーバリエーションは、ハスラーがモノトーン5色・2トーン9色の計14通り、タフワイルドがモノトーン3色・2トーン3色の計6通り。新色はフュージョンイエローパールメタリックとウッドランドカーキメタリックの2色で、両グレードへ設定されている。

100万台を達成した現行型、2026年5月で3度目の仕様変更

現行型ハスラーは2020年1月20日に発売された2代目だ。2014年1月の初代発売以来シリーズとして積み上げてきた販売台数は、2026年3月に国内累計100万台に達した。軽クロスオーバーというカテゴリを切り開き、その後ダイハツ タフト(2020年発売)が参入するなど、市場の輪郭を形づくってきたモデルだ。

現行型はこれまで2022年5月と2024年5月に仕様変更を実施している。2024年5月の変更ではアウトドア向けの「ハスラー タフワイルド」が新グレードとして加わり、LEDヘッドランプの全車標準化が行われた。今回の2026年5月変更は、現行型にとって3度目の仕様変更にあたる。

ステアリング関連にも手が入り、ハンドル戻り性能の改善とステアリング応答性の向上が図られた。アクティブコーナリングサポート機能の改良も含まれており、日常域での操舵フィールを見直している。

目標月間販売台数は7,000台に設定されている。

グレード・スペック・価格一覧

グレード2WD4WD
HYBRID G159万9,400円173万3,600円
HYBRID X175万8,900円189万3,100円
HYBRID X ターボ183万7,000円197万1,200円
タフワイルド183万5,900円197万100円
タフワイルドターボ191万4,000円204万8,200円

全グレードにマイルドハイブリッドを搭載する。HYBRID G・HYBRID X・タフワイルドのNAグレードは直列3気筒R06D型エンジン(36kW・58N・m)、HYBRID X ターボ・タフワイルドターボのターボグレードはインタークーラーターボ付きR06A型(47kW・98N・m)を積む。燃費はNAの2WDで24.3km/L、ターボの2WDで22.0km/L(WLTCモード総合)。駆動方式はFF(2WD)またはフルタイム4WD、トランスミッションはCVTのみ。

ハスラーの最低地上高は2WD車で180mm、4WD車では160mmとなる。4WD車で地上高が縮まるのは、リヤアクスルへ駆動力を伝えるプロペラシャフトやデファレンシャルギヤが追加されることで、車体下部の部品配置に制約が生まれるためだ。雪道や砂利道への対応力を確保しながら、ジムニーのような本格的なオフロード走行を想定していない設計の役割分担が、この数字に表れている。

ハスラーのブラインドスポットモニターはどのように機能するか

車線変更の際、ドアミラーの死角に入った後続車を感知し、ドアミラー付近のインジケーターで警告する装備だ。約15km/h以上の走行中に隣接車線後方から接近する車両を検知する。スズキの発表によれば、軽自動車で初めて全グレードへ標準装備された。

ハスラー 2026年仕様の最安グレードはいくらか

最廉価グレードはHYBRID G(2WD)で159万9,400円だ。4WDは173万3,600円。最上位のタフワイルドターボ(4WD)は204万8,200円で、全5グレードが展開されている。ブラインドスポットモニターを含む安全装備はすべてのグレードに標準装備される。

ハスラー タフワイルドの2026年仕様変更点は何か

フロントグリルがブロック形状の専用デザインに刷新され、グリル中央に「SUZUKI」のアルファベットエンブレムが採用された。新色のウッドランドカーキメタリックが加わり、モノトーン3色・2トーン3色の計6通りのカラー展開となった。安全装備の全グレード標準化はハスラー全グレード共通で適用されている。