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カローラ ACTIVE SPORT 60周年記念仕様が発売 変更点・価格・セダンとツーリングの違い
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カローラ ACTIVE SPORT 60周年記念仕様が発売 変更点・価格・セダンとツーリングの違い

カローラシリーズ60周年の節目に合わせ、特別仕様車「ACTIVE SPORT」が記念仕様に刷新された。セダンとワゴンで内外装の方向性を意図的に変えた設計が、この特別仕様車を単なる記念バッジ付きモデルに終わらせていない。

カローラシリーズの誕生60周年は、2026年10月20日に迎える。その約5か月前となる2026年5月12日、トヨタはカローラとカローラ ツーリングの特別仕様車「ACTIVE SPORT」を60周年記念仕様へアップデートし、発売した。

60周年を記念した特別仕様車という触れ込みだが、今回の変更は記念ロゴの貼付にとどまらない。専用チューニングサスペンション、17インチの専用アルミホイール、レーザー加工の記念ロゴをあしらったインストルメントパネル、そしてボディごとに異なるシートが加わる。

ACTIVE SPORT 60周年記念仕様の変更点

両ボディ共通の変更は4点だ。フロントフェンダー左右への60周年記念ロゴステッカー、レーザー加工の60周年記念ロゴを施した合成皮革巻きインストルメントパネル、2WD車に設定される専用チューニングサスペンション、そしてブラック塗装とセンターオーナメントを組み合わせた17インチアルミホイールである。

E-Four(4WD)にはサスペンションの専用チューニングが設定されない点に注意が必要だ。

カローラ 特別仕様車 ACTIVE SPORT 60周年記念仕様 外観・プラチナホワイトパールマイカ
出典: トヨタ グローバルニュースルーム

セダンとツーリングで異なる内外装の方向性

記念仕様のなかで最も興味深いのが、セダン(カローラ)とワゴン(カローラ ツーリング)で内外装の設計思想を明確に分けている点だ。

カローラ ACTIVE SPORTは「都会的でシャープ」を軸に据えた。フロントバンパーとロッカーモールをボディカラーと同色の専用デザインとし、フロントスポーツシートはミッドグレー×ブラックの配色を採用している。都市部での視覚的な整合性と、スポーティさを両立させた設計といえる。

カローラ 特別仕様車 ACTIVE SPORT 60周年記念仕様 インテリア・ミッドグレー×ブラック
出典: トヨタ グローバルニュースルーム

対してカローラ ツーリング ACTIVE SPORTは「アクティブなアウトドア」を意識した方向へ振った。フロントバンパーとロッカーモールはニュートラルブラックで統一し、フロントスポーツシートはブラック×ダークグレーという組み合わせだ。さらに、ツーリング専用の特別設定ボディカラーとして「ニュートラルブラック×アッシュ」という2トーンカラーが用意されている。

カローラ ツーリング 特別仕様車 ACTIVE SPORT 60周年記念仕様 外観・ニュートラルブラック×アッシュ
出典: トヨタ グローバルニュースルーム
カローラ ツーリング 特別仕様車 ACTIVE SPORT 60周年記念仕様 インテリア・ブラック×ダークグレー
出典: トヨタ グローバルニュースルーム

同じ「ACTIVE SPORT」という名称でも、セダンは都市生活のなかに佇む洗練さを、ツーリングは荷物を積んでどこかへ向かうための実用的な力強さを担う。ボディの持つキャラクターを60周年記念仕様の味付けで強調した、と見るのが自然だ。

価格と装備のバランス

ACTIVE SPORTの価格は以下のとおりだ(消費税込み、リサイクル料金別)。

車種駆動価格
カローラ2WD(FF)3,231,800円
カローラE-Four3,446,300円
カローラ ツーリング2WD(FF)3,282,400円
カローラ ツーリングE-Four3,496,900円

最上位の通常グレードW×Bとの価格差は約10万円(2WD同士の比較)。ACTIVE SPORT固有の装備として専用サスペンション、専用ホイール、専用シート、記念仕様インパネが加わることを考えると、差額の納得感はある。

パワートレーンはシリーズパラレルハイブリッドシステム(2ZR-FXE 1.8L)のみの設定だ。

なお、今回の一部改良でカローラ・カローラ ツーリング全グレードのボディカラーにニュートラルブラックとエモーショナルレッドIIが追加された。Xグレードにはスマートエントリーとナビレディパッケージが標準装備となり、エントリーモデルの装備水準も底上げされている。

60年の積み重ねと、次の60年

1966年に誕生したカローラは、「良品廉価」「変化」「プラスアルファ」という3つの言葉とともに歩んできた。世界150以上の国と地域で販売され、グローバル累計販売台数は5,700万台を超える(2026年3月時点)。同一車名で60年間生き続けたクルマは、世界を見渡しても多くない。

今回の60周年記念仕様は、数字の節目を祝うだけでなく、現行カローラが持つ日常使いの実用性と走りへの意識を、装備と価格のかたちで可視化した。60年後の誕生日に向けて、カローラがどこへ向かうのかを問いながら選ぶには、悪くないタイミングかもしれない。

カローラの誕生日は1966年10月20日。今回の60周年記念仕様は発売から節目当日まで約5か月の余裕を残している。同時に、カローラ スポーツとカローラ クロスについても60周年記念の特別仕様車が2026年年央以降に発売予定とアナウンスされており、節目の年を通じた展開が計画されている。

カローラ ACTIVE SPORT 60周年記念仕様はいつ発売されましたか?

2026年5月12日に発売された。

セダンとツーリングで装備の違いはありますか?

共通装備(記念ロゴステッカー、専用インパネ、サスペンション、ホイール)に加え、フロントバンパー・ロッカーモールの色とシートの配色がボディごとに異なる。カローラはボディ同色バンパーとミッドグレー×ブラックシート、カローラ ツーリングはニュートラルブラックバンパーとブラック×ダークグレーシート、さらにツーリング専用の2トーンカラー(ニュートラルブラック×アッシュ)が設定されている。

専用チューニングサスペンションはどのグレードに設定されますか?

2WD(FF)のみの設定だ。E-Four(4WD)には設定されない。