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ハイタッチ!drive(ハイドラ)終了 14年の歩みと代替アプリ
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ハイタッチ!drive(ハイドラ)終了 14年の歩みと代替アプリ

14年続いたドライブアプリが、2026年9月30日の正午に終わる。みんカラの「ハイタッチ!drive」、通称ハイドラだ。走行ログもバッジも終了後は見られなくなる。何を確認しておくべきか、そして走った記録を残し続けるにはどのアプリを選べばいいのか。6本を機能別に比較して整理した。

2012年から続いてきたドライブアプリ「ハイタッチ!drive」が、2026年9月30日12時にサービスを終える。すれ違ったクルマとハイタッチし、チェックポイントを踏んでバッジを集める。通称ハイドラと呼ばれたこのアプリが14年かけて作ったものと、走行記録を続けたい人に残された選択肢を整理する。

ハイタッチ!driveのサービス紹介ページ。「ドライブをもっと楽しくするアプリ」のコピーとアプリ画面が並ぶ
出典: みんカラ

ハイドラは2026年9月30日12時にサービス終了

みんカラが提供するハイタッチ!driveは、2026年9月30日水曜日の12時をもってサービスの提供を終了する。終了が告知されたのは2026年3月25日だった。

終了の理由について、運営は継続可否を慎重に検討した結果の総合的な事業判断だとしている。それ以上の説明はなく、復活や再開の予定もない。

利用者が気をつけたいのは、終了が日付の変わり目ではなく12時に設定されている点だ。9月30日は正午でサービスが終わる。

なお、みんカラ本体のサービスは続く。ブログやパーツレビューの投稿・閲覧はこれまでどおり利用でき、ユーザーIDと愛車情報もみんカラ上に残る。終わるのはハイタッチ!driveという1つのアプリであって、みんカラそのものではない。

2012年に始まったハイタッチ!drive 14年の歩み

ハイタッチ!driveの提供が始まったのは2012年8月23日だ。スマートフォンがカーライフの道具として定着する前の時期に、このアプリは走り出している。

掲げられたコンセプトは「ソーシャル・ドライブロガー」だった。走行の記録と、他のドライバーとのつながりを1本のアプリに同居させる設計だった。体験の中心には3つの機能がある。

1つ目が、アプリの名前にもなっているハイタッチだ。ドライブモード中は、同じ時間・同じ場所を走っている利用者がリアルタイムで地図上に表示される。すれ違えばハイタッチが発生し、同じ車種のユーザーとは友達申請もできた。画面の向こうに実在する誰かがいて、その誰かと道路上で交差する。この感覚が、ハイドラを他の記録アプリと分けていた。

2つ目がチェックポイントとバッジだ。駅、インターチェンジ、サービスエリア、道の駅といった交通の要所に加えて、観光地、サーキット、峠、ダムを通過するとバッジを獲得できた。限定バッジも用意されていた。行き先が収集の対象になることで、ドライブそのものに目的が生まれる仕組みだ。

3つ目がドライブログだ。走行経路が自動で保存され、その日に獲得したバッジと一緒に振り返ることができた。走った道が、そのまま記録として積み上がっていく。

記録と交流を一体にしたこの構成は、2012年という時期も相まって新しかった。iOS版の最終更新は2025年6月26日で止まっているが、14年という期間はスマートフォンの姿がまるごと入れ替わるだけの長さだ。

ハイタッチ!driveのハイタッチ画面。同じ時間・同じ場所を走っている利用者が地図上に表示される
出典: みんカラ

終了までに確認したい走行ログとバッジの扱い

走行ログや獲得したバッジは、サービス終了後に閲覧できなくなる。データの一括ダウンロード機能が追加される予定はなく、個別のデータ提供にも対応しない。

つまり、14年分の記録を手元に残す方法は、終了時刻までに自分で画面を開いて確認するしかない。残しておきたいドライブログやバッジがあるなら、スクリーンショットを撮っておくのが現実的な手段になる。

みんカラのプロフィールに表示されていた獲得バッジの一覧やチェックポイント情報も、終了後は表示されなくなる。一方でユーザーIDと愛車情報はみんカラ上に保持されるため、愛車紹介や整備手帳といった記録まで失われるわけではない。

終了前に機能制限をかける予定は示されていない。9月30日12時まではこれまでどおり使える。

ハイドラの代替となるドライブアプリを比較

ハイタッチ!driveは、走行ログ、バッジ集め、そして他のドライバーとつながるSNS要素を1本のアプリに収めていた。この構成をそのまま引き継ぐアプリは存在しない。とくに、見知らぬドライバーと道路上ですれ違うというSNS要素は、これから挙げる6本のどれにもない。位置共有に対応するアプリはあるが、いずれも知っている相手と現在地を共有する機能だ。乗り換え先を選ぶには、自分がハイドラの何を使っていたのかを先に決めることになる。

アプリ提供元対応OS走行記録スポット集め現在地の共有愛車管理料金
ココドライブ!Nexgear, Inc.iOS無料 / 月550円
GoogleマップGoogleiOS / Android無料
ReliveRelive B.V.iOS / Android無料 / 月800円
ルートヒストリーKazuhiko OdaiOS / Android無料 / 買い切り2,000円
drivePmapTakuo KamimuraiOS無料 / 月260円
ツーリングサポーターナビタイムジャパンiOS / Android無料 / 月600円〜

ココドライブ! 【走行記録と旅図鑑のスタンプ集め】

表の先頭に置いたココドライブ!は、ROADECTと同じチームが2026年7月にリリースしたアプリだ。走行記録、スポット集め、愛車管理の3つに対応する。GPSでルートと走行距離、走行時間を自動で記録する。記録そのものは端末側で行うため、山間部など電波の届かない場所を走っても途切れない。

旅図鑑という機能では、道の駅や天守、宿場町といったスポットを通るとスタンプを自動で獲得できる。愛車はクルマのほかバイクや自転車も登録できる。ハイタッチに相当する位置共有の機能はなく、対応するのはiPhoneのみだ。

ココドライブ!のキービジュアル。「今日のドライブを思い出に残そう。」のコピーと、豆知識ガイドが動作する走行中の画面、走行ログの一覧画面

Googleマップ 【タイムラインで残す移動履歴】

Googleマップは、すでに入れている人が多いぶん始めやすい選択肢になる。タイムライン機能が訪問した場所と移動ルートを自動で保存してくれるが、初期状態では無効になっており、利用するには自分で有効化する必要がある。相手を指定して現在地を見せる共有機能もある。ただし共有先には自分の名前や電池残量まで表示される仕様で、走りながら仲間の位置を追うより、家族や友人に居場所を知らせる用途に向く。ドライブ専用の記録ではないため、走った道だけを切り出して眺める用途には向かない。

Relive 【ルートを3D動画に変換】

Reliveは、記録したルートを3Dのアニメーション動画に変換できる。1本の映像として振り返る体験は、ドライブログを見返す楽しみに近い。有料のRelive Plusに入れば、動画に写真を差し込むこともできる。ただし公式が案内している対応アクティビティはランニングやサイクリング、ハイキングなどで、ドライブは含まれていない。クルマでの利用を公式が前提としているわけではない。

ルートヒストリー 【GPSログの記録と書き出し】

ルートヒストリーはGPSログの記録と表示に振り切ったアプリだ。過去のログを一度に地図上へ表示でき、GPXファイルとして書き出せる。iPhoneとAndroidの両方に対応し、GPXを介して端末間でログをやり取りできる。

課金は買い切りで、比較した6本のなかでこれだけが月額ではない。複数ログの表示やルート再生を解放するプレミアム機能が2,000円、記録画面での位置共有やクラウド上のグループフォルダを使えるルートヒストリー+が1,100円だ。

drivePmap 【道の駅とSA・PAの訪問記録】

drivePmapは走行ログの記録に加えて、訪問した施設を記録していける。現地で施設の情報を開くとチェックインとして履歴に残る仕組みで、通過するだけで貯まっていったハイドラのバッジとは違い、自分で操作する必要がある。収録されているのは道の駅や高速道路のサービスエリア・パーキングエリア、休憩や仮眠ができる駐車場、オートキャンプ場、入浴施設で、ハイドラのチェックポイントと重なる場所が多い。

ツーリングサポーター 【仲間の位置をリアルタイム共有】

ツーリングサポーターは、仲間の現在地をリアルタイムで共有できる「マスツーリング」機能を備える。グループを作れば互いの位置とコメントを地図上で確認できる。有料の機能だが、リーダーが有料会員であればメンバーは無料のまま参加でき、人数は最大10人まで。

走行ログは「バイオグラフィー」として残せるほか、メンテナンスやカスタムの記録をバイク単位で管理することもできる。仲間とつながりながら走る体験を求めるならこれが最有力だが、バイク専用でクルマは対象外という制約がある。バイクにも乗るハイドラユーザー向けの選択肢だ。

ドライブを楽しくするアプリ ココドライブ!

最後に、ハイタッチ!driveと同じくドライブをもっと楽しくすることを目的に作られたアプリを改めて紹介する。ROADECTと同じチームが開発しているココドライブ!だ。

このアプリには旅図鑑という機能がある。天守や道の駅といったテーマごとのコレクションが並んでいて、ドライブを記録しながら対象のスポットを通るとスタンプを自動で獲得できる。獲得したスタンプには、全国で何人目に獲得したかが記録として残る。道の駅はハイドラのチェックポイントにも含まれていた場所で、走って集めるという体験はそのまま重なる。

ココドライブ!の走行中のマップ画面。彦根城のスタンプを獲得したお知らせと金色のスタンプが表示されている
画面: ココドライブ!

ただし、ドライブとの向き合い方は違う。ハイタッチ!driveがソーシャル・ドライブロガーを名乗り、他のドライバーとの交流を設計の柱に据えていたのに対して、ココドライブ!が軸に置くのは自分自身だ。どのような愛車で、どの道を走り、どこで何に出会ったかが、自分の記録として積み上がっていく。

ココドライブ!だけが持つユニークな機能もある。「豆知識ガイド」は、走っている場所に応じて、その土地の観光や歴史にまつわる話などを音声や字幕で流す。スポットを集めるために目的地へ向かっていた区間が、今まで知らなかったちょっとした雑学を聞く時間になる。走り慣れた道でも、知らなかった一面に出会える機能だ。

ココドライブ!の豆知識ガイド。神奈川県箱根町を走行中の画面に、その土地にまつわる解説が表示される
画面: ココドライブ!

ココドライブ!が目指しているのは、走った後の振り返りだけではない。まだ行ったことのない場所を次の目的地として示し、もう一度出かける理由を作ることにある。ハイタッチ!driveでも、未獲得のチェックポイントが次の行き先を決めていた。走った記録が次に走る理由になる。その点はどちらにも共通している。

9月30日でハイドラは終わる。ただ、走った道を残し、行きたい場所を探し、愛車との時間を積み上げていくことまで終わるわけではない。その続きを走る場所として、ココドライブ!がある。

アプリの詳細はココドライブ!の公式サイトで確認できる。

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ハイタッチ!driveのバッジは、駅やインターチェンジ、サービスエリア、道の駅といった交通の要所だけでなく、サーキットや峠、ダムでも獲得できた。ドライブの目的地になりうる場所が、そのまま収集の対象になっていたことになる。2012年8月23日の提供開始から2026年9月30日の終了まで、このアプリが動き続けた期間はおよそ5,150日にのぼる。

ハイタッチ!drive(ハイドラ)はいつ終了するのか

2026年9月30日水曜日の12時にサービスの提供を終了する。終了が告知されたのは2026年3月25日で、復活や再開の予定はない。終了時刻まではこれまでどおり利用できる。

走行ログや獲得したバッジのデータは保存できるのか

一括ダウンロード機能が追加される予定はなく、個別のデータ提供にも対応しない。サービス終了後は走行ログもバッジも閲覧できなくなるため、残したい記録は終了時刻までに自分で確認しておく必要がある。

サービス終了後、みんカラのアカウントはどうなるのか

みんカラのユーザーIDと愛車情報はそのまま保持され、ブログやパーツレビューの投稿・閲覧も続けられる。ただしプロフィールに表示されていた獲得バッジの一覧やチェックポイント情報は、終了後は表示されなくなる。

ハイドラの代替となるドライブアプリはあるか

ハイタッチ!driveの機能をすべて備えたアプリはない。走行記録とスポット集め、愛車管理をまとめて使いたいならココドライブ!が近い。走行ログだけを残したいならルートヒストリーやRelive、バイクで仲間と位置を共有したいならツーリングサポーターという選択肢もある。

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執筆
ROADECT編集部
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