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ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京とは 千葉木更津の全貌
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ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京とは 千葉木更津の全貌

千葉県木更津市のポルシェ・エクスペリエンスセンター東京(PEC東京)は、2021年開業の運転体験施設だ。オーナーでなくても、免許がなくても、料金と条件に応じて段階的に楽しめる。見どころ・料金・アクセスを解説する。

千葉県木更津市の丘陵地に、ポルシェが日本で初めて開いた本格的な運転体験施設がある。ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京(PEC東京)だ。所有していなくても、免許がなくても、段階を踏んでその世界に触れられるよう設計されている点が、休日のドライブ先として見過ごせない理由になる。

ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京とは何か

PEC東京は、千葉県木更津市伊豆島中ノ台に2021年10月1日に開業した。敷地面積は約43ヘクタールで、東京ドーム約9個分に相当する。ポルシェは世界各地でエクスペリエンスセンターを展開しており、アトランタ、ライプツィヒ、上海などに続く形で、東京は日本で初めての拠点として開業した。

ポルシェジャパンは2017年4月から首都圏での候補地を自治体に打診した。当時の千葉県知事だった森田健作からの紹介を受け、2018年12月19日に木更津市への進出を発表している。決め手になったのは、館山自動車道の木更津北インターチェンジに近い立地と、羽田空港から約30分、成田空港から約60分というアクセスの良さだった。

他のPECの多くが平坦な敷地にトラックを描いているのに対し、東京拠点は木更津の起伏をそのまま生かした立体的なコース設計を採用している点が独自だ。「デザイン」「機能性」「日本文化」の融合というコンセプトは、この地形を積極的に取り込む姿勢にも表れている。

PEC東京 施設外観・ハンドリングトラック
出典: ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京

6つのドライビングモジュールで体験できること

全長約2.1kmのハンドリングトラックが施設の核だ。ニュルブルクリンク北コースを思わせるカルーセル、ラグナ・セカのコークスクリューを再現したコーナーも組み込まれており、世界的な名コースの特徴を一度に体感できる。

このトラックに加えて、5つのモジュールが用意されている。低摩擦路面でオーバーステアとアンダーステアへの対処を学ぶローフリクションハンドリングトラック、スラロームや急制動を試すダイナミックエリア、散水された低摩擦コンクリートでドリフトの感覚をつかむドリフトサークル、油圧プレートが人為的にスピンを起こすキックプレート、最大約40度の急斜面を含むオフロードコースだ。

いずれも公道では試せない領域を、プロのドライビングコーチが横に付いて安全に体験させてくれる。

出典: Porsche Japan
PEC東京 ドライビングモジュール(走行シーン)
出典: ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京

オーナーでなくても楽しめる過ごし方

PEC東京の設計で見逃せないのは、ポルシェを持っていなくても、免許がなくても楽しめる入口が複数用意されている点だ。

施設保有の718 Cayman、New 911 Carrera、Taycan Turbo Sなどで走る一般向けドライビング体験も用意されている。90分間のマンツーマンコーチング付きで56,000円からで、ポルシェ所有は条件になっていない。免許すら不要な選択肢もある。プロドライバーの運転で助手席から体験するデモンストレーションラップは5,000円から、身長140cm以上なら年齢を問わず利用できるドライビングシミュレーターは5,000円から予約できる。

一方、自分のポルシェを持ち込んで90分間のコーチングを受けるPorsche Owner Experienceは、1990年以降のポルシェを所有する21歳以上のドライバーに限定される。料金は48,000円に、加入必須の安心パック5,500円が加わる。走ることに慣れてきた人には、過去2年以内に90分プログラムへ参加していればオーナーでなくても申し込めるアクセラレートプログラムという次の段階も控えている。

走らない過ごし方も充実している。1967年の日本グランプリで優勝した「ポルシェ906」を冠したレストラン906は、木更津産の食材を使ったコース料理を提供する。1982年のル・マン24時間レースを制した「ポルシェ956」にちなむ956カフェでは、最新モデルを眺めながらコーヒーや軽食を楽しめる。

PEC東京 レストラン906・956カフェ
出典: ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京

この施設に行く意味 カーライフに何をもたらすか

低摩擦路面での姿勢変化、急斜面でのコントロール、人為的に起こされるスピンからの回復。これらはどれも、公道を走っているだけでは一生体験しないまま終わる領域だ。PEC東京の価値は、その領域をプロのコーチングつきで安全に踏み込ませてくれるところにある。

ポルシェというブランドへの憧れとは別に、クルマを操るとはどういうことかを体で理解する機会は、ハンドルを握るすべての人にとって意味を持つ。免許を取ったばかりの人には運転への理解を深めるきっかけに、長くクルマに乗ってきた人には自分の感覚を見直す機会になる。木更津まで足を運ぶ価値は、その体験の先にある。

PEC東京 施設イメージ
出典: ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京
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レストラン906と956カフェの名前は、どちらもポルシェの勝利の記憶に由来する。906は1967年の日本グランプリで優勝したレースカー、956は1982年のル・マン24時間レースでポルシェに初優勝をもたらしたマシンの型式だ。食事の合間に、その勝利の歴史に思いを馳せてみるのもいい。

ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京はオーナーでなくても利用できるか

利用できる。施設保有の車両で走る一般向けドライビング体験や、免許不要のデモンストレーションラップ、ドライビングシミュレーターなど、ポルシェを所有していなくても参加できるプログラムが複数用意されている。

運転免許がなくても体験できるプログラムはあるか

ある。プロドライバーの運転で助手席から体験するデモンストレーションラップと、身長140cm以上であれば年齢を問わず利用できるドライビングシミュレーターは、いずれも運転免許が不要だ。

東京都心からのアクセスと所要時間はどれくらいか

車の場合は館山自動車道の木更津北インターチェンジから約10分、公共交通機関ではJR木更津駅からタクシーで約20分だ。羽田空港からも約30分とアクセスは良い。