ホンダ スーパー ワン 先行予約 発売日・価格・スペックまとめ
ホンダ Super-ONE(スーパー ワン)の先行予約が4月16日から全国Honda Carsで始まる。1,090kgという国内乗用EV最軽量クラスのボディと、7段変速の感覚を電子的に再現する「仮想有段シフト制御」を搭載した小型EVだ。
ホンダが小型EV「Super-ONE(スーパー ワン)」の先行予約を4月16日に開始すると発表した。5月下旬の発売に向け、国内乗用EVで最軽量クラスとなる1,090kgのボディと、エンジン車のギアチェンジ感覚をEVで再現する「仮想有段シフト制御」の2点を看板に掲げる。グランドコンセプトは「e: Dash BOOSTER」。EVの加速を、日常に高揚感をもたらす体験として再定義するという意思表示だ。
4月16日から先行予約、5月下旬に発売へ
先行予約の受け付けは2026年4月16日(木)に全国のHonda Carsで始まる。発売時期は5月下旬の予定だ。
発表と同時に公開された情報は車両スペックと装備の概要が中心で、価格は先行予約開始時点では明らかにされていない。詳細は4月16日の予約開始に合わせて発表される予定だ。
Super-ONEはAセグメントに分類される小型モデルだ。軽自動車の上に位置する普通車だが、ヤリスやフィットが属するBセグメントより一回り小さいコンパクトなボディに収まる。
国内乗用EVで最軽量クラス 1,090kgが走りと電費を支える
スペック表の「1,090kg」という数字は、現在の国内EV市場の中でひときわ目を引く。ホンダ自身も「国内販売乗用EVクラス最軽量レベル」と位置付けており、Honda調べ(2025年12月時点)の基準に基づく。
EVは構造上、重くなりやすい。バッテリーパックが床下全体に広がる設計が多く、同クラスのガソリン車と比べて200〜400kg重くなることも珍しくない。実際、国内の小型EV勢は1,400〜1,600kg台のモデルが中心だ。Super-ONEの1,090kgはその常識から外れた数字といえる。
軽さが走りに与える恩恵は2つある。ひとつは加速のレスポンス。モーターの出力が同じなら、ボディが軽いほど加速は鋭くなる。もうひとつは電費の改善。重いボディを動かすにはより多くのエネルギーが必要で、軽量化はそのまま航続距離の延伸につながる。WLTCモードで274kmという航続距離には、この軽さが確実に貢献している。
BOOSTモードとは何か 仮想有段シフト制御が生む感覚
Super-ONEの設計で最も独自性が高いのが、走行モードの体験設計だ。通常モードの最大出力は47kWだが、BOOSTモードに切り替えると70kWに達する。数字にすれば23kW、率でいえば約49%の出力増だ。発進加速の鋭さや高速での追い越し余裕が別次元に変わる。
だが注目すべきはその出力数値よりも、「仮想有段シフト制御」という仕組みにある。ホンダは「7段変速の有段変速機のようなギアチェンジ感覚を再現した」と説明する。
EVには物理的なギアが存在しない。モーターは回転数に関わらず一定のトルクを出し続けるため、AT車やMT車のような変速の「区切り感」がそもそも生まれない。Super-ONEはこの滑らかさを逆手に取り、電子制御で意図的に「変速の瞬間」を作り出す設計だ。
ステアリングに配置されたパドルを操作すると、アクティブサウンドコントロールが変速音を生成し、メーターとアンビエントライトの演出がそれに同期する。BOOSTモード起動時には照明が青から紫へ変わる。視覚・聴覚・加速感を束ねた演出として機能する仕組みだ。
インテリアとBOSEオーディオ 小さなボディを満たす設計
インテリアにはブルーとホワイトの非対称デザインによる専用スポーツシートが与えられた。左右で色の配置が意図的にずれており、Aセグメントの実用小型車としては異例のインテリアデザインだ。
BOSEのプレミアムサウンドシステムは8スピーカー構成で、13.1Lのサブウーファーを搭載する。コンパクトボディに13L超のサブウーファーを収める余地がどこにあるのかと思うかもしれない。EVの床下構造が答えを持っている。薄型バッテリーを床下中央に平たく配置することで、室内の各所にスピーカーを配置する設計の自由度が生まれた。BOOSTモードのサウンド演出と8スピーカーの組み合わせは、走行中の音体験として一体で設計されている。
ボディカラーは5色の設定で、新色「ブーストバイオレット・パール」が加わった。ブルージェットをモチーフにしたこの紫は、BOOSTモード時の照明変化と連動したカラーだ。外観にはブリスターフェンダーを採用しており、Aセグメントながらワイド&ロースタンスの印象を持たせている。
主要スペックと先行予約情報
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 車両重量 | 1,090kg(Honda調べ、国内乗用EV最軽量クラスレベル) |
| WLTC航続距離 | 274km |
| 通常モード最大出力 | 47kW(約64PS) |
| BOOSTモード最大出力 | 70kW(約95PS) |
| BOOSTモード機能 | 仮想有段シフト制御 / アクティブサウンドコントロール / パドル操作 / メーター・照明演出(青→紫) |
| サウンドシステム | BOSE製8スピーカー(13.1Lサブウーファー含む) |
| ボディカラー | 5色(ブーストバイオレット・パール新色含む) |
| 先行予約開始 | 2026年4月16日(木)、全国のHonda Cars |
| 発売時期 | 2026年5月下旬 |
| 価格 | 未発表(2026年4月10日時点) |
ホンダがAセグメントEVで示した設計の意図
EVが普及するにつれ、「滑らかすぎてつまらない」という声が一定数生まれた。エンジンの振動もギアチェンジの緊張感もない、なめらかで均質な加速は快適だ。しかしその均質さが、クルマを操る感覚に慣れ親しんだドライバーには物足りなく映ることがある。
Super-ONEのBOOSTモードと仮想有段シフト制御は、この感覚への設計的な回答と読める。ギアを「持たせてしまう」のではなく、音・光・操作感をセットに演出して「操っている手応え」を再構築する試みだ。技術的な手法は電子制御だが、目指す体験は古典的なドライビングプレジャーの再解釈といえる。
1,090kgという軽さ、274kmの航続距離、そして仮想ギアシフトという体験設計。ホンダがAセグメントのEVに込めた主張は「小さく、軽く、楽しく走れるEVを作る」という一点に絞られている。価格やグレード詳細は4月16日の先行予約開始時に明らかになる。
EVのモーターは発進直後からほぼ最大トルクを発揮できる。エンジン車が最大出力に達するまで回転数を上げる必要があるのとは対照的だ。Super-ONEのBOOSTモード70kWも、モードを起動した瞬間から使える。1,090kgのボディと組み合わさったとき、その「即時性」は数値以上に鮮烈に感じられる。EVならではの加速の鋭さと、仮想ギアシフトによるリズムを同時に体験できるクルマは、国内市場ではまだ少ない。
ホンダ スーパー ワン(Super-ONE)の発売日はいつか
2026年5月下旬に発売される予定だ。先行予約は同年4月16日(木)から全国のHonda Carsで受け付けている。
BOOSTモードの仮想有段シフト制御とは何か
EVには機械的なギアは存在しないが、Super-ONEはステアリングのパドル操作に合わせてアクティブサウンドコントロールが変速サウンドを生成し、メーターとアンビエントライトの演出が変化する。7段変速の有段変速機のようなギアチェンジ感覚を電子的に再現する仕組みだ。通常モード47kWからBOOSTモード70kWへ出力が上がる加速感と組み合わさることで、EVらしくない運転感覚を作り出している。
ホンダ スーパー ワンの価格はいくらか
2026年4月10日時点では未発表だ。先行予約開始(4月16日)と合わせて公表される予定とみられる。


